疲れやすくて仕事が続かないときに考えたい原因と対処法|働き方・相談先も解説

就労支援について

ほかの人と同じように働いているつもりでも、自分だけ強く疲れてしまう。仕事を辞める経験が続き、「自分に問題があるのではないか」と悩んでいる方もいるかもしれません。

疲れやすさの背景には、業務量や職場環境、通勤、睡眠、ストレス、心身の状態、発達特性など、さまざまな要因が考えられます。原因を一つに決めつけず、自分がどのような場面で負担を感じているのかを整理することが大切です。

この記事では、仕事を続けにくいほど疲れてしまうときに考えられる原因、自分で取り組める対処法、職場選びのポイント、相談先について解説します。

  1. 疲れやすくて仕事が続かないのは怠けとは限らない
  2. 仕事で強く疲れてしまう主な原因
    1. 仕事内容や職場環境が自分に合っていない
    2. 周囲の音や光、人の動きが負担になっている
    3. 周囲に合わせようとして無理を重ねている
    4. 睡眠や心身の状態が影響している
  3. 発達特性やHSPと疲れやすさの関係
    1. 疲れやすさだけでADHDやASDとは判断できない
    2. HSPは医療上の診断名ではない
  4. 医療機関への相談を検討したいケース
  5. 仕事を続けるためにできる負担の整理と対処法
    1. 疲れが強くなる時間と状況を記録する
    2. 1日の優先順位と作業量を確認する
    3. 疲れ切る前に短い休憩を入れる
    4. 職場に相談できる内容を整理する
  6. 疲れにくい仕事ではなく自分に合う条件を探す
    1. 職種名だけで向き不向きを決めない
    2. 業務の進め方と相談体制を確認する
    3. 在宅勤務や短時間勤務も選択肢として考える
  7. 一人で働き方を決めにくいときの相談先
  8. 就労継続支援A型・B型が選択肢になる場合
    1. 就労継続支援A型とは
    2. 就労継続支援B型とは
    3. 利用には市区町村の支給決定が必要
    4. 欠席や勤務時間への対応は事業所ごとに異なる
    5. 就労の機会や生産活動を提供するサービス
  9. まとめ|原因を一つに決めつけず自分に合う働き方を整理しよう
    1. 福岡市博多区の 就労継続支援A型・B型事業所 「パラスポ」のご案内
      1. 選べる作業内容

疲れやすくて仕事が続かないのは怠けとは限らない

仕事のあとに強い疲れを感じたり、休日を休養だけで終えてしまったりする状態が続くと、「自分の努力が足りない」と考えてしまうことがあります。

しかし、同じ仕事でも負担の感じ方には個人差があります。仕事内容だけでなく、音や光、人とのやり取り、通勤、勤務時間、睡眠など、複数の条件が重なって疲れにつながっていることもあります。

疲れやすさを意志の弱さだけで判断せず、仕事や生活のどこに負担があるのかを具体的に確認してみましょう。

仕事で強く疲れてしまう主な原因

仕事内容や職場環境が自分に合っていない

仕事に必要な能力があっても、職場環境との組み合わせによって負担が大きくなることがあります。

たとえば、静かな場所では集中できる人でも、会話や電話が絶えないオフィスでは作業に集中しにくいことがあります。急な依頼が多い職場や、複数の作業を同時に進める職場が負担になる人もいます。

「仕事ができない」と考える前に、次のような条件を整理してみましょう。

  • 音、光、室温、人の出入りなどで集中が途切れないか
  • 電話対応や接客など、人とのやり取りが多すぎないか
  • 急な予定変更や割り込み作業が多くないか
  • 一度に複数の指示を受けていないか
  • 通勤だけで強く疲れていないか
  • 勤務時間や休憩の取り方が体調に合っているか

負担となる条件が分かると、職場への相談や次の仕事選びに生かしやすくなります。

周囲の音や光、人の動きが負担になっている

電話の音、キーボードの音、蛍光灯、人の話し声などが気になり、仕事に集中しにくい人もいます。

刺激への感じ方には個人差があります。周囲の人が気にしていない刺激でも、本人にとっては継続的な負担になることがあります。

可能であれば、席の位置を変える、集中する時間を決める、休憩場所を確保するなど、刺激を減らす方法を検討してみましょう。ただし、職場でイヤーマフや耳栓などを使用する場合は、安全面や業務への影響を確認する必要があります。

周囲に合わせようとして無理を重ねている

責任感が強い人や、人に迷惑をかけたくないという気持ちが強い人は、疲れを感じていても休憩や相談を後回しにすることがあります。

また、「ミスをしてはいけない」「すべて完璧に終わらせなければならない」と考えることで、必要以上に時間や力を使ってしまう場合もあります。

丁寧に仕事をすることは大切ですが、すべての作業に同じ力をかける必要があるとは限りません。優先順位や求められている完成度を上司に確認し、力の配分を調整することも仕事を続けるための方法です。

睡眠や心身の状態が影響している

寝る時間が不規則になっている、夜中に何度も目が覚める、休んでも疲れが抜けないといった状態があると、日中の集中力や意欲に影響することがあります。

疲れやすさは、ストレスや睡眠の問題だけでなく、身体的な病気や精神的な不調に伴って現れることもあります。原因を自分だけで判断するのは難しいため、強い疲れが続く場合は医療機関への相談も検討してください。

発達特性やHSPと疲れやすさの関係

疲れやすさだけでADHDやASDとは判断できない

ADHDやASDなどの発達特性がある人の中には、予定変更、複数作業、対人関係、周囲の刺激などに強い負担を感じる人もいます。

ただし、疲れやすい、音が気になる、人付き合いで消耗するといった特徴だけで、ADHDやASDと判断することはできません。同じような困りごとは、睡眠不足やストレス、職場環境などによっても生じる可能性があります。

発達特性について詳しく確認したい場合は、自己診断だけで結論を出さず、発達障害を扱う医療機関や地域の発達障害者支援センターなどへの相談を検討しましょう。

HSPは医療上の診断名ではない

HSPは、周囲の刺激や感情などを敏感に受け取りやすい傾向を説明する際に使われる言葉です。心理学では「感覚処理感受性」という気質・パーソナリティ上の個人差として研究されていますが、医療上の診断名ではありません。

HSPという言葉が自分を理解する手がかりになることはありますが、疲れや体調不良の原因をすべてHSPで説明するのは適切ではありません。生活や仕事への支障が大きい場合は、ほかの原因も含めて専門家に相談することが大切です。

医療機関への相談を検討したいケース

疲れやすさが一時的なものであれば、休養や生活リズムの見直しによって落ち着くこともあります。一方、次のような状態が続く場合は、無理を重ねずに医療機関への相談を検討してください。

  • 休んでも疲れが抜けない状態が続いている
  • 朝から強い疲労感がある
  • 眠れない、途中で目が覚めるなど、睡眠の変化がある
  • 食欲や体重に大きな変化がある
  • 気分の落ち込みや不安が続いている
  • 仕事や家事など、日常生活に支障が出ている

だるさや疲労感など身体的な症状が中心の場合は、まず内科やかかりつけ医に相談する方法があります。気分の落ち込みや強い不安などがある場合は、精神科や心療内科が相談先となることもあります。

職場に産業医や保健師がいる場合は、働き方や必要な配慮について相談することも選択肢です。

仕事を続けるためにできる負担の整理と対処法

疲れが強くなる時間と状況を記録する

疲れやすさへの対処を考えるためには、どのような条件で負担が強くなるのかを把握することが役立ちます。

毎日詳しい記録をつける必要はありません。次の項目を短くメモするだけでも、傾向を確認しやすくなります。

  • 睡眠時間と起床時の疲労感
  • その日に行った主な仕事
  • 疲れが強くなった時間帯
  • 音、光、人間関係など気になったこと
  • 休憩を取った回数
  • 帰宅後や休日の体調

記録によって「電話対応が続いた日に疲れやすい」「週の後半に集中力が下がりやすい」などの傾向が分かれば、業務調整について相談する材料になります。

1日の優先順位と作業量を確認する

すべての仕事を同じ日に終わらせようとすると、必要以上に負担が大きくなることがあります。

その日の業務を「今日中に必要なもの」「余裕があれば進めるもの」に分け、優先順位を確認しましょう。自分だけでは判断できない場合は、上司や担当者に期限と優先度を確認します。

自分の判断だけで業務量を減らすことが難しい職場もあります。無理に抱え込まず、早めに進捗や負担を共有することが大切です。

疲れ切る前に短い休憩を入れる

疲れが強くなってから長く休むだけでなく、作業の区切りで短い休憩を入れる方法もあります。

たとえば、一定時間作業したら席を立つ、目を閉じる、肩や首を無理のない範囲で動かすなど、自分に合った方法を試してみましょう。「25分作業して5分休む」といった方法もありますが、適した時間は仕事内容や本人の状態によって異なります。

職場の休憩ルールや業務内容を確認し、無理なく取り入れられる方法を選んでください。

職場に相談できる内容を整理する

疲れの原因が仕事内容や環境にある場合は、職場への相談で負担を調整できることがあります。

  • 指示を口頭だけでなく、メモやチャットでも伝えてもらう
  • 複数の依頼がある場合は優先順位を明確にしてもらう
  • 集中が必要な作業の時間を確保する
  • 席の位置や作業場所を相談する
  • 通院や体調に合わせた勤務方法を相談する

希望した配慮がすべて認められるとは限りませんが、困っている状況と希望する対応を具体的に伝えることで、相談を進めやすくなります。

疲れにくい仕事ではなく自分に合う条件を探す

職種名だけで向き不向きを決めない

データ入力、ライティング、制作業務などは、個人で進めやすい仕事として紹介されることがあります。しかし、同じ職種でも、納期、作業量、連絡方法、求められる正確さなどは職場によって異なります。

「この職種なら疲れない」と決めるのではなく、自分にとって負担になる条件が少ないかを確認することが重要です。

業務の進め方と相談体制を確認する

求人票や面接では、仕事内容だけでなく、仕事の進め方や相談体制も確認しましょう。

  • 仕事の手順やマニュアルがあるか
  • 入社後の研修期間があるか
  • 質問や相談を誰にすればよいか
  • 急な業務変更がどの程度あるか
  • 個人作業とチーム作業の割合はどの程度か
  • 残業や繁忙期がどの程度あるか

期待される仕事の基準や相談方法が明確な職場は、見通しを持って働きやすくなる可能性があります。

在宅勤務や短時間勤務も選択肢として考える

通勤やオフィス環境の負担が大きい人にとって、在宅勤務や短時間勤務が合う場合があります。

一方で、在宅勤務には仕事と休憩の切り替えが難しい、質問するタイミングが分かりにくい、孤立を感じやすいといった面もあります。勤務形態だけで判断せず、仕事内容や連絡方法、サポート体制も確認しましょう。

一人で働き方を決めにくいときの相談先

自分に合う仕事や必要な配慮が分からない場合は、次のような相談先があります。

  • 職場の上司、人事担当者、産業医、保健師
  • かかりつけ医、内科、精神科、心療内科
  • ハローワークの専門窓口
  • 地域障害者職業センター
  • 障害者就業・生活支援センター
  • 発達障害者支援センター
  • 市区町村の障がい福祉担当窓口
  • 相談支援事業所

相談先によって、医療、就職活動、職場定着、生活面、福祉サービスなど、対応できる内容が異なります。現在困っていることを整理し、目的に合う窓口を選びましょう。

就労継続支援A型・B型が選択肢になる場合

障害や対象となる疾病などがあり、一般企業等で働くことが難しい場合には、就労継続支援A型・B型が選択肢になることがあります。

ただし、「疲れやすい」「仕事が続かない」という悩みだけで利用できるサービスではありません。本人の障害や疾病の状態、これまでの就労経験、希望する働き方などを踏まえ、市区町村が支給の必要性を判断します。

就労継続支援A型とは

就労継続支援A型は、一般企業等での雇用が難しいものの、支援を受けながら雇用契約に基づいて働くことが可能な人を主な対象とする障害福祉サービスです。

利用者は事業所と雇用契約を結び、働いた時間などに応じて賃金を受け取ります。雇用契約があるため、勤務日、勤務時間、欠勤や遅刻の取扱いなどは、契約内容や就業規則にも関係します。

就労継続支援B型とは

就労継続支援B型は、一般企業等での雇用や、雇用契約に基づいて継続的に働くことが難しい人に対し、就労や生産活動の機会を提供する障害福祉サービスです。

事業所との雇用契約は結ばず、生産活動による収益などをもとに工賃を受け取ります。利用日数や時間は、本人の状態、個別支援計画、自治体の支給決定、事業所の方針などを踏まえて決められます。

利用には市区町村の支給決定が必要

A型・B型の利用には、原則として市区町村への申請と、障害福祉サービス受給者証の交付が必要です。

障害者手帳を持っていない場合でも、診断書などによって障害や疾病の状態が確認され、対象となることがあります。ただし、必要書類や判断方法は本人の状況や自治体によって異なります。

また、新たにB型の利用を希望する場合は、一定の例外を除き、原則として事前に就労選択支援によるアセスメントを受ける取扱いがあります。地域の実施状況などによって手続きが異なる場合があるため、居住地の障がい福祉担当窓口や相談支援事業所に確認してください。

欠席や勤務時間への対応は事業所ごとに異なる

就労継続支援では、本人の体調や希望を踏まえて個別支援計画が作成されます。ただし、欠席、遅刻、早退、利用日数の変更などに、すべての事業所が同じように対応するわけではありません。

特にA型は雇用契約を結ぶため、体調への配慮とともに、雇用契約上の勤務条件も確認する必要があります。B型についても、希望した日だけ自由に通えるとは限りません。

事業所を選ぶ際は、次の点を事前に確認しましょう。

  • 基本となる勤務日または利用日
  • 1日の勤務時間または利用時間
  • 体調不良時の連絡方法
  • 欠席、遅刻、早退の取扱い
  • 通院や体調の波に対して相談できる範囲
  • 作業内容と求められる作業量
  • 一般就労を目指す場合の支援内容

就労の機会や生産活動を提供するサービス

就労継続支援事業所は、安心して通える場所や社会との接点になることもあります。ただし、制度上の中心的な目的は、就労や生産活動の機会を提供し、働くために必要な知識や能力の向上を支援することです。

居場所としての雰囲気だけでなく、作業内容、支援方針、利用条件が自分の希望や状態に合っているかを確認することが大切です。

まとめ|原因を一つに決めつけず自分に合う働き方を整理しよう

仕事が続かないほど疲れてしまう背景には、仕事内容、職場環境、通勤、睡眠、ストレス、心身の状態、発達特性など、複数の要因が関係している可能性があります。

まずは、どのような時間や状況で疲れが強くなるのかを記録し、負担となる条件を整理してみましょう。仕事の優先順位、休憩の取り方、職場環境などを調整することで、負担を減らせる場合があります。

強い疲れが続く場合や、睡眠・食欲・気分などにも変化がある場合は、医療機関への相談も大切です。自分だけで働き方を決めることが難しいときは、職場の相談窓口や公的な就労支援機関を利用する方法もあります。

障害や疾病があり、一般企業等での就労が難しい場合には、就労継続支援A型・B型が選択肢になることもあります。利用条件や支援内容には個人差・地域差・事業所差があるため、自分の状況と希望を整理したうえで検討しましょう。

福岡市博多区の 就労継続支援A型・B型事業所 「パラスポ」のご案内

当事業所では、「無理のない通所」を第一に考え、 一人ひとりの体調や目標に合わせたサポートを行っています。

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選べる作業内容

【A型】の仕事内容
  • AIを使用したWEBコンテンツ制作
  • PCデータ入力
  • リラクゼーションセラピスト
  • 和菓子などの販売、接客業務
  • 食器洗浄などの軽作業
【B型】の仕事内容
  • PCデータ入力
  • 室内で座って行える軽作業

「自分に合っているか不安…」という方も、まずは事業所の雰囲気を見学してみませんか?
ご家族や支援機関の方と同伴での見学・体験も大歓迎です。

就労継続支援A型・B型事業所 パラスポ
〒812-0021
福岡市博多区築港本町13-6
ベイサイドプレイス博多C館3F
Mail:paraspoism002@gmail.com

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